紫陽花が咲いていましたよ♪
私と家族のエッセイ集、作ってみましたよ!
2026年5月25日(月) 晴れ エッセイ集 Miyuki&Hiroko
家族の声、私の声:日々の営みの中で
「ねえ、朝の光が差し込むこの部屋、気持ちがいいでしょう?」と、心の中でママに語りかける。布団からゆっくり起き上がると、私の一日が始まる。午前7時、まだ外は静かで、空気も澄んでいる。この時間に布団を片付け、体重を測り、パジャマから服に着替える。これは私にとって、小さな儀式のようなもの。そしてパンをかじりながら、熱いコーヒーを一口。ふっと息をつき、仏壇に手を合わせてお線香を供える。「おはよう、ママ。今日も一日、頑張るね。」このひとときは、日々の感謝を伝える大切な時間だ。
「あなた、試験勉強は進んでいる?」と、隣で父の声がしたような気がする。午前8時、机に向かい、介護福祉士第36回の過去問題集を開く。50問は、なかなか骨が折れる。「でもね、ママ、私頑張ってるよ。」一問一問を解くたびに、以前の私より少しだけ強くなっている気がする。資格のためだけじゃない。いつか誰かを支えたい、役に立ちたい。その思いが、私をここに座らせている。
「株の記録もちゃんとつけてるの?」と、今度はママの声が浮かぶ。午前9時、エクセルを開き、数字と向き合う時間。市場の波に翻弄されながらも、自分で判断し、投資する感覚は不思議と楽しい。「こうして学んでいることが、きっと将来の安心につながるよね。」と、誰にともなく語りかける。時折ため息をつきつつも、数字と向き合うこの時間が、私を少しずつ大人にしてくれる。
午前10時、外に出る。ライフまで歩きながら、ふと目に入る紫陽花。「見て、ママ、今年もこんなにきれいに咲いたよ。」買い物カゴにトマト缶や日用品を入れながら、心が少しほっとする。自然の移ろいを感じるたび、日々の慌ただしさの中で忘れそうになる穏やかさが、胸に戻ってくる。
午前11時、台所から漂う香り。「今日はシーフードスパゲッティにしたよ。」少しピリッとしたトマトソースが、私の食欲をそそる。フォークに巻き付け、一口。「ああ、幸せ。」誰もいないのに、つい声に出してしまう。ママが傍にいたら、「おいしいね」って笑ってくれただろうな。
午後12時、本を開く。丹野智文さんの言葉が、静かに心に染みてくる。「生きるって、こういうことなのかな。」ページをめくるたび、私の中の小さな声が次々と答えを探し始める。人生や仕事、人間関係。どれも簡単じゃないけれど、こうして考えること自体が、私を前に進ませてくれる。
午後1時、短い昼寝をする。「少しだけ目を閉じるね。」眠りに落ちる直前、遠くでママの子守歌が聞こえた気がした。目覚めたときには、体も心も軽くなっている。
午後2時、不要になったレシピ本を10冊抱えてbook offへ。「整理するって、気持ちいいね。」1500円になった小さな収入を手に、誰かがまたこの本で料理を作るのだと思うと、ほんの少し誇らしい気分になる。
午後3時、今度は台所でうなぎ・山芋丼に挑戦。うなぎの香ばしい匂いが部屋いっぱいに広がる。「ママ、いい匂いするでしょう?」山芋のとろみと一緒に口に運ぶと、思わず笑みがこぼれる。自分で作り、自分で味わう。その満たされる感覚は、何ものにも代えがたい。
午後4時、家計簿を開く。今日の1500円を記入しながら、「こうして記録するからこそ、安心できるんだよね」と独り言。数字が積み重なり、暮らしが少しずつ形になる。この習慣は、私の生活の背骨のようなものだ。
午後5時、テレビをつけると「渡る世間は鬼ばかり」。登場人物の悩みや喜びに、自分の家族を重ねる。「ねえ、父さん、母さん。この家族も色々あるけど、結局は支え合ってるよね。」心の中で語りかけながら、私の心もまた温かくなる。
午後6時、机に向かい、日記を書き始める。「今日も一日、ありがとう。」文字にすることで、心の奥に沈んでいた感情が浮かび上がる。小さな達成感や喜び、時には寂しさも、全部そこに置いていく。日記は、私にとって心の鏡だ。
こうして一日が過ぎていく。布団を片付け、勉強し、料理し、買い物し、家計簿をつけ、日記を書く。どれも特別なことではないけれど、家族の声が聞こえるように感じるその日々が、私にとっての宝物だ。「ママ、今日も一緒に過ごせたね。」そう心に語りかけながら、静かに夜を迎える。
