今日は久しぶりの晴れ間で、洗濯物を2回も洗って干しちゃいました!
今日は美那子ちゃんにアマンドのシュークリームをご馳走になりました。
2026年9月27日(日)サービス担当者会議 永島 徹 p108〜p128抜粋
⑤生活歴の確認。
これまでどのような生活を営み、今に至ったのかを知る事は、人物像を立体的に理解することになります。似たような境遇の人はいても、全く同じ人生を歩んできた人はいません。生活の営みの経過の中で、人格形成ができるのです。
つまり、性格と言う個性が育まれることで、様々な生活模様が見られるのです。
ただし、この生活歴の確認をするためには、ケアマネジャー自身が、利用者歩んできた歴史的背景に関する情報や知識を得ておく必要があります
例えば、日常使用している電話を1つとっても、現代ではコードレスになり、小さな携帯電話になっています。ところが、戦前は本家に一機だけあり、電話交換手を呼び出してつないでもらったと言うことを知っていることで、当時の生活をイメージすることができます。
そうした理解が、相手の生活歴を深く理解することにつながります。
⑥要介護状態に至った経過の確認。
病気や怪我がきっかけで要介護状態になってしまった事は想像できますが、一人ひとりの経過には、それぞれの出来事があります。
この出来事を踏まえて経過を確認することで、今後支援体制を整えていくときに、協力してくれる人(親族や専門職)やサービス機関の選定に役立つ情報が得られます。
⑦好きなことと嫌いなことの確認。
好き嫌いは最も単純なことのようですが、とても重要な確認になります。好きなこととは、人物、日常生活の行為、食べ物など利用者によって、掛け声のない大切なことになります。それにより心地よさや安心感を得られたり、他人から話題にされても、うれしい気持ちになれたりするものです。
一方、嫌いな事は、それにより、不安や居心地の悪さを感じてしまったり、他人に触れることを好まないものです。
これを確認せずに関わり続けると、相手に不信感嫌悪感を抱かせてしまうことにもなりかねません。
担当者会議の前に、利用者や家族の好きなこと、嫌いなことを確認しておくことで、話題や言葉のかけの仕方にも配慮でき、リラックスして、なごやかな雰囲気で会議を進めることができるでしょう。
先輩からのアドバイス。
ここで言う確認とは、何でもストレートに聞いて確かめることではありません。
世間話などから始めて、徐々に利用者の生活履歴を伺いながら、相手を理解するために必要な情報を得ていくことです。
生活する居住環境を観察する中で、差していくこともできます
また、顧客や疾患についても、薬は何を飲んでますか?既往歴はありますか?聞いて確かめることもできますが、本人や家族の話し(思い)を引き出しながら、その流れの中で確かめていくと、単刀直入に聞いた時よりも、多くの心情な情報を得ることができます。
03現在の利用者の生活状況を確認する。
ポイント
生活状況の確認はプライバシーに関わることです。不信感を抱かせてしまわないように、相手の思いに配慮しながら慎重に行いましょう。
担当者会議の開催に際しては、利用者の心身状態ではなく、介護者を含めた生活状況の明確化が重要になります。そして、この確認をしていく時も杓子定規に聞いていくのではなく、季節の話題や世間話などから、自然な会話の流れを作り、相手の表情や声のトーンなどの反応を見ながら、聞いていくようにしましょう。
生活支援を進めていくには、相手の生活状況を確認することは欠かせません。けれど、プライバシーに変わることなので、他人に生活を見られたくないと言う理由から、サービスを受けることに気が進まないと言う家族も少なくありません。
利用者や家族が生活を覗かれるような気持ちにならないように、配慮しながら確認していくことが大切です。
図表2−3的外れのサービス担当者会議にならないために確認すべき生活状況。
①居住環境の確認。
②屋内の生活動線の確認
③介護者(家族の)生活状況、心身状態の確認
④同居家族以外の人との確認。
⑤経済状況の確認。
⑥近隣関係の確認。
①居住環境の確認。
居室は利用者にとって、最も安心できる場所といえます。その居室環境の様子から生活習慣なども察することができ、
そこで生活する人の理解につながります。ただし、見た目のみで判断するのは禁物です。
時折、ゴミ屋敷?!と話題にされる事例がありますが、そこに至るまでには個人の事情があってと言うことです。
一つ一つのものが重なり合った層には、思いと言う歴史があることを踏まえて、確認していきましょう。
②居室の生活動線の確認
生活動線を確認することで、日ごろ、利用者や介護者である家族が、どのように日常生活を営んでいるかを理解することができます。
例えば、居室からトイレまで移動する時、動線上に行為の邪魔になるようなものがないかを確認します。それらを解消することが快適な生活につながります。
どこから、どのように出入りしているか(玄関はほとんど使わず、勝手口から出入りしている場合も結構あります。)についても、相手の動きを見ながら確認しておくと良いでしょう。事前に確認することで、例えばデイサービスの利用開始にあたって、送迎時のスムーズな対応を考え、担当者会議で具体的に提案することができます。
③介護者(家族の生活状況)、心身状態の確認
利用者の生活には、介護者である家族の状況が大きく影響します。そこで家族の生活状況、心身状態を確認することも重要といえます。
仕事をしながらの介護の場合、職場の配置転換や勤務時間の変更等により生活ペースが大きく変わってしまうことがあります。
そのような生活に変化が、利用者の不穏につながってしまうこともあるのです。
献身的に介護を続けてきたけれど、介護者自身の年齢的なことや、持病などによって、これまでのような介護が難しくなることもあります。
この時に、悲観的になってしまう介護者も少なくありません。
介護者の生活が介護一色になり、自分自身の時間がなくなってしまうことで、精神的に追い詰められてしまうこともあります。
介護者(家族)の安定なしには、利用者の安定が難しいと言えるでしょう。
担当者会議の前に、介護者(家族)の生活状況、心身状態の確認をしておくことで、介護者(家族支援も含めて)具体的な支援の方法を考え、提案することができます。
④同居家族以外の人との確認。
場合によっては、同居家族以外の身内との関係性について確認が必要になります。
ケアマネージャーがまだ合っていない家族、親族が利用者の生活状況に大きな影響を及ぼしていることがあり得るからです。
その人物との関わりが、利用者にとってどのように影響があるかを確認していきます。
親しく信頼している人物の中、溺愛している人物なのか、逆に会いたくない人物なのかなどを確認していくことも大切です。
このような確認は、親族内のパワーバランスを理解することになります。親族の関係(つながり)を理解した支援につながります。
⑤経済的状況の確認。
介護サービスを利用するためには、当然費用がかかります。
平成27年8月からは、介護サービス利用料が2割負担になった人もいます。そのため、経済的に支払いが難しくなり、必要なサービスを断らざるをえなくなったり、介護保険料滞納していたと言う事例も出てきました。経済的状況確認していく事は、支援体制を組んでいく上で避けては取れません。しかしだからといって、いきなり今の生活収入はいくらですか?などと聞くことはできないでしょう。生活状況(住環境の調度品や食生活など)やもともとの職業で年金収納などを推測していくことはできますが、あくまで推測でしかありません。
そこで次の方法で確認していきます。まずサービス利用料の説明をするときの反応を見ていき、費用はどのくらいかけることができるかを確認していきます。次にショートステイや施設入居の際の回避や部屋代の減額申請の説明をしながら確認していく方法などがあります。
いずれにせよ、介護費用に対してどれくらいの支払いができるかは、シビアでデリケートな部分のため、慎重に確認をしていくことが必要です。
⑥近隣関係の確認。
利用者やその家族と近隣との関係を確認することも大切です。特にサービス提供事業者の多くは、事業所の車両使用して利用者宅に訪問することになります。この時、駐車位置が不適切で近隣からクレームがあったりすると、利用者にも多大な迷惑をかけてしまうことになります。あらかじめ、利用者との話の中から、近隣の様子やご近所さんとの関係性を察しておくことも必須です。
また、もの珍しさに尋ねてくる近所の人もいますが、個人情報に関することを話す事はご法度です。ただし、このような人たちは別の味方をすると、監視を持って見てくれていることにもなります。そのため、私たち専門職は上手に近隣とか関わっていかなければなりません。
一方で、ケアマネージャーとしては連携しやすい人的資源だと考えていた人が、実は利用者や家族にとっては、相性が合わなかったと言うこともありますので、近隣との関わりには配慮が欠かせません。以上の確認事項は、順番通りに行わなければならないと言うものではありません。利用者の雰囲気や確認しやすいところから行っていきましょう。
先輩からのアドバイス。
直接的(ストレート)な聞き方は、相手に警戒心や不信感を抱かせ、ようやくできた社会資源(サービス)とのつながりを自ら切って、閉じこもってしまうことになりかねません。確認の仕方には充分留意してください。
注1(1定の用件を満たす)現役世代並みの所得の人は、平成30年8月から3割負担になる。
04利用者家族望んでいる生活を確認する
ポイント
相手の思いを察し、利用者の主体性を大切にしながら、エンパワメントの指定に基づく支援をしていきます。
現在の02心身状態の確認03生活状況の確認とともに大切なのが、利用者や家族が望んでいる生活の確認です。
要介護状態になり、これまでの生活ができなくなり、利用者も家族も様々な思いを感じているはずです。多かれ少なかれストレスや喪失感に
苛まれているかもしれません。今が必死で、先の事など考えられない、あるいは考えたくないと無意識に感じてしまっていることもあるでしょう。
だからこそ、これから自分たちがどんなふうに生活していきたいのか、どのような生活をしていくことが自分たちにとって良いのかと言うことを考えることが重要になってきます。わからないことを、知らなかったことばかりで、余裕もなく、要介護という現実のなかで、考える(自分の思いと向き合う)という事は容易ではありません。それゆえ支援が欠かせないのです。
利用者や家族が望んでいる生活を伺うコツ。
時に、揺らぐ相手の思いの芯(真)を理解するためには、日ごろからその思いを伺っておくことが重要です。利用者や家族はどのように生活していくことを望んでいるのかを伺うコツを紹介します。
かつて充実していた頃の話を伺う利用者や家族が生活を覗かれるような気持ちにならないように、配慮しながら確認して下さい。田澤美雪&田中深雪
